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【毒親体験談シリーズ④】「大丈夫?」って言葉、ほんとは苦手なんです。 ~大丈夫編~

「大丈夫?」という言葉に傷ついた人のイメージ。優しさとプレッシャーの狭間で揺れる心を描いたアイキャッチ画像。 毒親っぽい
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黒マメ
黒マメ

こんにちは!黒マメです!

記事を読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

「大丈夫?」って言われると、胸がぎゅっとなる。

優しいはずの言葉なのに、私には“責められているように”聞こえてしまう。


本当は全然大丈夫じゃないのに、「大丈夫」って返さなきゃいけない気がして。


そんな自分が、ずっと苦しかった。

 

 

 


「大丈夫?」が怖いのは、私だけじゃないと思う

 

 

子どものころ、親からよく「大丈夫?」と言われました。

 


でもそれは“心配”というより、“監視”のような響きがありました。

 

「ちゃんとやってるの?」「甘えてない?」──

 

そんな圧を感じて、胸の奥がいつもざわついていたんです。

 

そのうち私は、本当の気持ちを隠すのがクセになっていきました。

 

 

 

「大丈夫」って言葉で、心を閉ざすようになった

 

本当は泣きたくて、助けてほしいときもありました。

 

でも「大丈夫」って言えば、その場が穏やかに済む。
相手を心配させずにいられる。

 

だから私は、何度も「大丈夫」って嘘をつきました。

 

気づけばその言葉は、私の“心の壁”になっていたのです。

 

 

「大丈夫?」が“責める言葉”になったとき

 

 

大人になって、うつ病を打ち明けたときも──

 

勇気を出して話したのに、返ってきたのは心配の「大丈夫?」ではなく、
「そんなことで休んで大丈夫?」「ちゃんと働けるの?」
というトーンの“問い詰めるような大丈夫?”だったんです。

 

私はまた、あの頃と同じように息をひそめました。
「迷惑をかけてはいけない」「ちゃんとしなきゃ」と自分を追い込んでしまいました。

 

“優しさ”の形をしているのに、
その中に“期待”や“評価”が入りこんでいるとき、
「大丈夫?」は人を救うどころか、心を傷つける言葉になります。

 

 

本当にほしかったのは、「大丈夫?」じゃなくて「どうしたの?」

 

あの頃の私に必要だったのは、
“評価”でも“励まし”でもなく、ただ話を聞いてもらうことでした。

 

「大丈夫?」じゃなくて、
「どうしたの?」「しんどくない?」
そんな言葉をかけてもらえていたら、少しは肩の力を抜けたかもしれません。

 

もしかしたら、いまとは違う私がいたかもしれません。

 

 

大丈夫じゃなくても、生きていける

 

 

 

無意識のうちに、脊髄反射で発していた「大丈夫」というひとこと。

 

 

 

いまでも人に「大丈夫?」と聞かれるとつい口にしてしまいます。

 

でも、心の中で「いやいや。大丈夫じゃないんだよ。私はいま、しんどいんじゃない?」と立ち止まる練習をしています。

 

周りに言えなくても、せめて自分がわかっているだけでも安心できます。

 

「大丈夫」と言わなくてもいい日が、少しずつ増えていきました。
泣いてもいいし、休んでもいい。
弱さを見せても、ちゃんと生きていける。

 

いまでは、“大丈夫じゃない自分”を受け入れられるようになりたいと思っています。

 

 

おわりに

 

 

 

「大丈夫?」という言葉が、
本当の“優しさ”になることもあれば、誰かを追い詰める言葉になることもあります。

 

言葉の形は同じでも、その裏にある気持ちはまるで違う。

 

だから私は、今日も少しだけ正直に生きてみようと思います。
“大丈夫じゃない”って言える自分でいたいから。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました☕🌱


 

 

次回は「支配編」についてお話しする予定です。
同じように悩んでいる方が、少しでも心を軽くできたらうれしいです。

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